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Tetherの監査は完了した?KPMGの意見と確認点

Tetherの監査完了とKPMGの意見の対象を確認する
admin

Tetherは2026年8月13日、KPMG U.S.による初の財務諸表監査が完了したと発表しました。3月の契約発表から進んだニュースですが、対象は2025年の財務諸表です。監査の対象と現在の準備資産、USDTを円へ戻す条件を分けて見ましょう。

情報確認日:2026年10月4日。監査完了とKPMGの意見はTetherの公式発表による説明です。発表日と、資料が対象にする日・期間を区別しています。

Tetherの監査はもう完了した?

3月24日の発表は、Big Fourの監査法人との契約を知らせるものでした。8月13日には、Tether International, S.A. de C.V.の2025年12月31日終了年度の財務諸表について、KPMG U.S.が監査を完了したと発表しています。契約済み・進行中・完了の段階を混同しないことが大切です。

参考:初の財務諸表監査に向けた契約発表(2026年3月24日)|Tether

参考:財務諸表監査の完了発表(2026年8月13日)|Tether

日・期間何を示すか
2025年12月31日終了年度完了発表で示された財務諸表の監査対象
2026年3月24日Tetherが監査契約を発表
2026年8月13日TetherがKPMG U.S.による監査完了を発表

8月に発表されたからといって、8月時点の全資産や、その後の毎日の状態に監査意見が出たと読めるわけではありません。まず対象の会社と決算期を確認します。

KPMGの意見で何が分かる?

Tetherの発表は、KPMG U.S.が無限定の監査意見(unqualified opinion)を出したと説明しています。発表によると、財政状態、年度の経営成績、キャッシュフローが、米国会計基準に従って重要な点で適正に表示されているという意見です。

参考:財務諸表監査の完了発表(2026年8月13日)|Tether

公式発表と監査報告書の原文を分ける

この記事で確認した監査完了の資料は、Tether自身の公式発表です。監査意見や注記の詳しい判断には、監査済み財務諸表と署名付き監査報告書の原文も必要です。監査法人の名前だけから、全事業・すべての取引所・将来の換金まで安全と広げないようにします。

このニュースは、財務諸表に対する第三者の確認について、読者が調べられる材料が増えたことを示します。市場でUSDTをいくらで売れるか、自分の口座から出金できるかは、別の条件で確かめます。

準備資産の保証報告と同じもの?

別の資料です。実際に読んだBDOの保証報告は、2026年6月30日時点の金融情報・準備資産報告が対象で、7月31日付です。添付資料は、会社の財務諸表そのものではないと明記しています。

参考:2026年6月30日時点の金融情報・準備資産の保証報告|Tether/BDO

BDOの報告は、保証する範囲を6月30日の一時点に限り、その前後の状態は対象にしていません。追加情報として付くNotesにも保証を提供していないと説明しています。資料の中に記述があることと、その記述が第三者の保証対象であることは分けて読む必要があります。

参考:2026年6月30日時点の金融情報・準備資産の保証報告|Tether/BDO

準備資産では、現金・短期米国債だけでなく、金、Bitcoin、担保付き貸付など、資産の種類と評価条件も見ます。BDOの報告は通常の市場条件での評価であり、異常な市場状況や保管先等の流動性不足による換金の遅れまでは織り込んでいないことも説明しています。

参考:2026年6月30日時点の金融情報・準備資産の保証報告|Tether/BDO

監査と保証報告は、対象・期間・基準・意見の範囲を並べて比べます。報告の対象日が新しいことだけで、確認範囲も広いとは判断できません。USDT・USDCの準備資産と償還条件の違いは、次の記事で整理しています。

USDTとUSDCはどちらを選ぶ?国内の入口と円への出口を比較
USDTとUSDCはどちらを選ぶ?国内の入口と円への出口を比較

監査後も、円への出口を確かめよう

現在のTetherの規約と費用案内では、直接償還に本人確認などの条件があり、最低額は10万米ドル相当です。償還費用は1,000米ドルと0.1%の大きい方で、本人名義の銀行口座に受け取る通貨は米ドルです。少額のUSDTを、誰でもそのまま日本円へ戻せる条件ではありません。

参考:Fees|Tether

参考:Legal Terms|Tether

規約は、法令や利用条件などによるサービスの制限・償還の遅延や停止も定めています。監査完了のニュースと、今の自分が売却・償還・銀行出金を使えるかは分けて確認してください。

参考:Legal Terms|Tether

まいのあとがき|対象の日付と出口を一緒に見る

私は、監査が完了したというニュースを、資料を読むきっかけにしたいです。何年の、どの会社の、どの範囲を確認したのか。そのうえで、自分が使うサービスで円へ戻す条件も読む。確認材料が増えたことを、判断を省く理由にはしないでおきたいと思います。

次は、公式資料の対象会社・対象日・意見の範囲を控え、自分の利用先の売却・出金条件と照合しましょう。既にUSDTを持つ人は、追加購入を考える前に、円で受け取るまでの経路と費用を確認してください。

USDTを日本円へ戻すには?償還条件と使える出口
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まいのプロフィール
まい
まい
やさしいステーブルコイン編集部
新しい投資の話を聞くと、つい気になってしまう「まい」です。 いつか資産を大きく育てたい。でも、よく分からないまま話題に飛びつくのはちょっと怖い。そんな気持ちから、ステーブルコインについて調べ始めました。 このサイトでは、ステーブルコインとは何かという基礎から、USDT・USDC・JPYCなどの仕組み、国内取引所での買い方、運用方法、税金やリスクまで、公式情報を確認しながらやさしく解説します。 「普通の銀行振込じゃだめなの?」「価格が上がらないのに、どうやって儲けるの?」と引っかかったことは、管理人のあとがきにそのまま残します。 一緒に知って、比べて、自分に必要な投資なのか考えていきましょう。
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