海外送金10万円はどれが安い?総費用と相手の受取額を比較

海外へ10万円を送るとき、表示された送金手数料だけでは安さを決められません。自分が払う総額をそろえ、相手が同じ通貨で使える額と時期を比べましょう。銀行、Wise、ステーブルコインの購入・移転・換金で確認する条件を整理します。
情報確認日:2026年10月4日。送金国・受取通貨・入金方法を指定した実際の見積もりではありません。10万円は比較する支払総額の例で、最安のサービスや受取額を確定するものではありません。
10万円をどうそろえて比べる?
最初に、手数料も含めた支払総額を10万円とするのか、手数料を別払いにして送金元本を10万円とするのかを決めます。この二つを混ぜると、同じ「10万円送金」でも負担が違います。この記事では前者を比較の基準にします。
| 方法の例 | 確認する費用と条件 |
|---|---|
| 銀行 | 送金・為替・経由先の費用 |
| Wise | 見積もりの手数料と受取額 |
| USDCの移転 | 購入・送付・売却・出金 |
送金国、受取通貨、受取方法をそろえ、同じ時点の見積もりで比較します。相手が現地の銀行口座で使いたいなら、ウォレットに届くUSDCの数量だけでは比較を終えられません。現地通貨へ売り、銀行へ出金できる経路と費用まで必要です。
円の10万円から米ドルなどの受取額をそのまま引く計算はできません。まず同じ受取通貨で手取り額を比べます。円へ換算して費用を比較するなら、共通の基準レートと時刻を明記し、実際の交換レートと分けてください。

各ルートで何が引かれる?
銀行:送金手数料のほかに何がある?
三菱UFJダイレクトの手数料一覧では、海外の他行宛の送金手数料は3,000円です。円建てで送る場合などは別の費用が加わり、経由銀行等の手数料が送金額から差し引かれたり、後日請求されたりする場合もあります。3,000円だけを総費用とは扱いません。
同社の円口座から外貨建てで送る場合は、申込時ではなく送金実行時のTTSレートが使われます。見積もりの時刻、追加費用の負担者、受取口座で控除される費用を確認しましょう。一つの銀行の条件を全銀行へ当てはめないでください。
Wise:見積もりの条件はそろっている?
Wiseは日本居住者向け料金ページで、ミッドマーケットレートと前もって示す手数料を使うと説明しています。利用する国・通貨・入金方法を指定し、支払総額、表示手数料、受取額、到着見込みを確認してください。料金ページの説明だけで、今回の送金が最安とは判断できません。
参考:Fees for Sending Money|Wise
USDC:送付の無料と総費用は同じ?
SBI VCトレードのUSDCサービス概要では、対応ネットワークはEthereumで、入出庫手数料は無料です。購入・売却価格の差や、受取側の売却・出金まで含めて無料という意味ではありません。自分のウォレットからさらに移す場合のネットワーク費用も、使う経路で確認します。
同社の電子決済手段取引説明書にはスプレッドや価格変動のリスクがあります。送付中に相手の売却価格が変わることも考え、見積もりの受取額と、実際に使える受取額を分けて見てください。送付先が利用規約上認められるか、受取側が同じネットワークとトークンに対応するかも確認します。
参考:電子決済手段取引説明書(VCTRADEサービス)|SBI VCトレード

相手が使えるまでどれくらい?
三菱UFJダイレクトの説明では、送金の実行日は翌営業日または翌々営業日で、内容の確認などによりさらに遅れる場合があります。これは銀行の取引実行日です。相手の口座へ届き、自由に使える日と同じとは限りません。
SBI VCトレードも、USDCの出庫反映に時間を要する場合があり、特に土日祝に注意が必要と説明しています。ブロックチェーンの処理時間だけから、購入・出庫確認・受取側の換金・銀行出金までの所要時間は決められません。
銀行口座の現地通貨が必要なら、その口座で利用可能になるまでを確認します。USDCのまま使う場合も、実際の支払先が対応するかを確かめ、トークンが届くだけで目的を達成したとは数えません。
支払期限があるなら、見積もりの到着見込みに加えて、本人確認や送付先の審査、休日、換金できない場合の代替手段を確認します。最短時間の表示だけで、生活費や支払いに間に合うと決めつけないようにしましょう。
送る前に何を確認する?
相手が使える受取通貨と口座・ウォレットを、普段使う別の連絡手段でも確認します。次に、両国で利用できるサービスか、本人確認、送付先の条件、対応トークンとネットワーク、総費用、到着見込みを並べます。
不審な投資勧誘や、出金の条件として追加送金を求める話なら、料金比較より先に立ち止まります。金融庁も暗号資産に関する詐欺的な勧誘へ注意を促しています。業者の登録と、個別の送金先の信頼性は別に確認してください。
公式の見積もり画面と受取側の換金条件を保存し、同じ支払総額と受取通貨で比較しましょう。出口や費用が確認できない方法では送らず、確認できた経路を選びます。実行後は、相手が使える額と時刻を記録して、次回の比較に役立ててください。







