ネットスターズのStablecoin Payは何を変える?手数料0.98%から店舗の利益を考えた
店が複数のステーブルコインを一度の申込みで受け入れ、手数料は0.98%。ネットスターズのStablecoin Payは、通貨よりレジ側から普及させるサービスです。利用者がUSDCやJPYCを持っていても、店の端末につながらなければ使えません。全国の店舗網へ入ったとき、どこへ売上が生まれるかを追います。
この記事は、2026年8月18日時点の情報をもとに作成しています。
Stablecoin Payは、店の申込みと複数通貨の処理をまとめる
ネットスターズは2026年7月、StarPayの新サービスとしてStablecoin Payの提供を始めました。複数のステーブルコイン決済を一度の申請で導入・運用できるとし、手数料0.98%を掲げています。店が通貨ごとに契約、端末、精算を作らずに済むことが価値です。
StarPayはすでに複数のキャッシュレス決済をまとめる基盤です。新しい専用端末を全国へ配るより、既存の接続先へ機能を足せるなら展開は速くなります。店員が通貨名を覚えなくても同じレジ操作で処理できるかが、実証から商用へ進む鍵です。
手数料0.98%で、店にはいくら残る?
月商1,000万円の売上がすべて0.98%なら、単純な決済料は月9万8,000円です。3.24%なら32万4,000円なので、差は22万6,000円。年間では271万2,000円です。実際には決済手段が混ざり、端末や精算、交換の費用もあるため、これは比較の出発点です。
ネットスターズには決済件数や加盟店利用に連動する収益の可能性があります。発行体やウォレット会社には交換・管理、店舗には手数料削減と入金の早さが利益になります。上場企業として見る場合も、申込店舗数だけでなく実際の取扱額と利益率が決算へ出たかを確認します。
普及の妨げになるのは、0.98%に含まれない費用
何を比べ忘れやすいのでしょうか。店が受け取った通貨を円へ替える費用、振込、返金、価格乖離、ネットワーク障害、会計ソフトへの連携です。0.98%がカードより低くても、経理担当が毎日手で照合するなら人件費で差が消えます。
反対に、既存端末で会計し、売上が自動で円換算され、返金と帳簿まで一つにまとまれば、店は通貨を意識せず導入できます。ステーブルコインが広がる会社は、ブロックチェーンを一番見せる会社ではなく、店から面倒を一番消した会社かもしれません。
手数料が安いと聞いた店長が、申込書へ名前を書く前に確認したい二つ目の数字は何でしょうか。
私は『いつ円で入金されるか』だと思います。仕入れと給料は待ってくれないからです。0.98%でも一週間使えなければ、翌日に入る1.6%のほうが助かる店もあります。料率、入金日、返金時間を一つの表へ置いて初めて、本当の安さが見えます。ニュースの0.98%は、その比較を始める良い入口です。
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